P.K.G. MAGAZINE | パッケージを考える

REPORT

中身もサイズも!ミニマルなバレンタインパッケージ

2021.02.12

バレンタインの季節になるとかわいらしいパッケージがお店に沢山並び見ていても楽しいですね。数年前からカカオ豆の仕入れからチョコレート製造まで一貫して行うBEAN to BARが海外を始め日本でも流行しています。BEAN to BARとは単一のカカオ豆と砂糖だけを原材料としたシンプルな作りで余分なものが入っていない為、カカオそのものの味わいや深み、香りが楽しめるのが特徴です。
今回はそんな中身もサイズもミニマルなチョコレートバーのパッケージを紹介します。


BAHEN & CO(オーストラリア)
ワインの醸造化家だったバーヘン氏が立ち上げたチョコレートメーカー。
コーヒー豆を使用した深みのあるチョコレート。
風合いのある紙へ豆の種類別に印刷されたグラフィカルな柄が可愛らしいパッケージ。
フレーバー豊かでついつい何種類も買いたくなってしまいますね。

●HOUSE BLEND 70%CACAO
●COLOMBIAN COFFEE 70%CACAO
●CHERRY & COCONUT 70%CACAO
https://www.bahenchocolate.com/ 


Le chocolat des Français(フランス)
チョコレートとアートが大好きな2人のデザイナーによって作られたチョコレートバー。
いかにも!チョコレートを愛しアートを重んじるパリジャンらしいデザイン。
蛍光の特色が映えていて、男女がダンスしているイラストがキュート。店頭では出会えなかった、目がハートになったモナリザ、自撮りをしているマリーアントワネットのイラストなど、遊び心満点なパッケージも。限定パッケージの男性と女性の横顔パッケージは合わせるとキスしているようなペアパッケージに。こちらも是非チェック。

●Extra dark chocolate with hazelnuts
●Milk chocolate with hazelnuts
https://www.lechocolatdesfrancais.fr/fr/


左:THEO PHILO(フィリピン)
こちらはフィリピン発のBean to barチョコレート。こちらは今までのような紙巻きではなく、ひとつひとつが箱に入って箔がふんだんに使われたリッチな仕様。フレーバーによってモチーフになる動物や植物が変わります。
今回選んだバーはバラココーヒー豆が使用されたミルクチョコレート。バラココーヒーとはフィリピンを代表するイベリカ種のようで深いコクが特徴。「バラコ」とはタガログ語で「強い男」を意味するほどしっかりと焙煎され、ブラックで飲まれることが多い品種だそうです。

● MILK CHOCOLATE BARAKO COFFEE
http://theoandphilo.jp/

右:PUMP STREET CHOCOLATE(イギリス)
イギリスの小さなベーカリーが立ち上げたチョコレートバーブランド。
パンを焼くオーブンで焙煎された豆から作られたこちらのバーは、カリカリシャリシャリとパン粉の食感が楽しめると話題になりました。こちらのパッケージはアルミ袋でカラーフレーバーがとっても上品。手触りはマットで仕上げられており、パン屋さんを思わせるような温かみもあります。

●CACAO85% ECUADOR
●CACAO66% SOURDOUGH & SEA SALT
https://pumpstreetchocolate.com/ 

どれも海外から輸入された商品でそれぞれユニークなグラフィックや仕様。
手のひらサイズでフレーバー豊なので、ついつい何種類も購入したくなってしまうようなパッケージばかり!見ているだけでも楽しいですね。クラフトチョコレートは一般的な百貨店等に並ぶようなギフトチョコレートとは異なり甘すぎないカジュアルなパッケージでまた別の魅力がある世界です。
今年のバレンタイン、身近な方へちょっとしたプレゼントにいかがでしょうか。

P.K.G.Tokyo 横田栞


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